今住んでいる街で、民間企業が子ども向けの科学教室を開いており、その中にロボットを組み立てる教室があります。我が家の男の子たちも興味を持ち、無料のイベントに参加してきましたが、持ち帰って来た教室の料金は1回あたり1万円以上。年に6回のコースですから、合計で6万円以上。二人通わせたら12万円以上です。
うーん。これでは高すぎ。
このコースでは教材にレゴを使います。レゴを使って、いろいろな動きをする、いろいろな原理を使うロボットを、毎回1台組み立てるという趣向。でもレゴは教室のものであって、自分のものになるわけではありません。
これなら自分でレゴを買って子どもたちをパパが教える方が安いのでは?自宅であれば、決まった日に教室へ通わなくても良いですし。
そういう発想でレゴのロボットを調べてみました。レゴのロボットとして販売されているものは、レゴ・マインドストームがあります。価格は…店によってかなり開きがありますが、1セット4万円前後。これはプログラミングによってロボットを操作できるかなり本格的なもの。
でも、レゴ・マインドストームは小学生にはちょっとスペックオーバー。もう少し単純に機会が動く楽しさが味わえるものはないかと探したら、レゴ・サイエンス&テクノロジー教材というのがあるのがわかりました。これはロボットを作るのが主目的ではないですが、部品を組み合わせて力を伝える原理などを学ぶ教材として作られています。学校の教材として使うことを想定して開発されたもののようで、教師用のガイドも別売ですが、あります。
そこでこのレゴ・サイエンス&テクノロジー教材に決めようと思いましたが、その辺りのおもちゃ屋さんでは売っていません。レゴ・マインドストームなら簡単に手に入るのに…。教材を扱う代理店からしか手に入らないのでした。
そこで思いついたのが、今、成人教育に関心のある我が社が、子どもの教室もやってしまう、ということ。自分の子どもにロボット作りを体験させるプロジェクトは、ここに来て一挙に地域の子どもたちにサイエンス教材を使う機会を提供するというプロジェクトへと拡大したわけです。
我が家の子どもたちには、教材開発とノウハウ蓄積のための実験台になってもらうことにしました。